１．ボディの砂やホコリを落とす

先ず一番最初は、ホースの出口をつまんだり高圧洗浄機を使ったりして、水の勢いでボディの上に乗っかっている砂やホコリを飛ばしていきましょう。

  水の勢いで落ちる砂などはサイズも大きめですので、洗車キズを最小限に抑える為に必ずやりましょう。また、水を掛ける場合には、ルーフなど高い位置にある部分から低い所へ移るのが基本です。

２．セーム皮(タオル・マイクロクロス・スポンジ等でも大丈夫 ボディに優しい物で！)の重みで撫でる

水の勢いである程度ボディの汚れを落としたら、次は水を含ませたセーム皮で汚れを落としていきます。
  手の力で撫でるのではなく、水をセーム皮の重みでボディを撫でるような感じです。

  ボディを撫でる時には、水が掛かっているからと言って、ボディーを撫でるのは洗車キズを増やす原因です。
  必ず常にボディを水で流しながら撫でていきましょう。

 感じとしては・・・、
 セーム皮で撫でる箇所を水を流しながら、水がボディとセーム皮の隙間の潤滑剤になるような感じで水を流します。

 もちろん、洗う順番は「高い所から低い所へ」が基本です。

仕上げの拭き上げも高い所から順に水滴が残らないよう注意しましょう。

３．ボディシャンプーは水洗い後
 
自動車を洗車する時に、ボディシャンプーを使う人が多い様子ですが、ボディに水を
掛けた直後にいきなり泡立ったシャンプーで洗車するのはやめましょう。

一見、洗剤のヌルヌルが潤滑剤のような感じでボディに優しそうですが、スポンジなどで擦って取れた汚れや砂が泡に含まれたまま流れないので、汚れや砂が混じっ
たままの泡で洗車している状態ですから、洗車キズの原因にもなります。

シャンプーを使われる場合には、必ず水洗いをした後にしましょう。

４．ブラシ系は使わない
ホースをブラシの根元に差し込むタイプの洗車ブラシを良く見かけますが、ブラシでの洗車は必ず傷が入ります。
  ブラシの使用はホイールハウスの裏などの使用に抑え、ボディの洗車には絶対に使わないようにしましょう。

５．高温時、炎天下では絶対に洗車はしないこと！
 
高温下、炎天下での洗車は、必ずボディが痛みます。
焼けるようなボディでは、水道水が蒸発した時に出来る「イオンデポジット」も出来やすく、ワックスがけの環境としても最悪の環境です。

夏場に洗車をする時には、出来るだけ曇りの日を選択し、朝夕の比較的涼しい時間帯で、かつ曇りでも日影になる場所を選んで洗車をしましょう。

また風が強い日の洗車を避けたほうがいいです。風が強いと砂やホコリの飛来も多く、水でボディの汚れを流しても、拭き取りの段階で既にボディ上には砂やホコリが付着しふきあげの際にキズがついてしまいます。

このような点を注意しながら愛車を綺麗に洗車してみましょう！